一向に状況が見えない三菱UFJ銀行における貸金庫内の金品窃盗事件について、金融庁は報告徴求命令を出す方針にした。
三菱UFJ銀行が隠すこの事件はいったい何が起きたのだろうか???
三菱UFJ銀行の管理職の行員が支店の貸金庫から金品を盗み取っていた問題で、金融庁は銀行に対して法律にもとづく報告徴求命令を出す方針を固めました。厳しい管理下にあるはずの貸金庫で被害を見抜けなかったことを重く見て、原因の究明を求めることにしています。
この事件、複数人が合意して行動しないとカギを開けられないようなので、どうしてできたのか不思議という話が多い。
金庫室に入るためには管理職レベルの人が2人以上必要らしいし、ましてや顧客の貸金庫の合鍵は、顧客の割り印を押した封筒に入れているそうだ。
開封すればばれてしまうのにどうやってばれなかったのだろう?
銀行の発表では被害にあった人はおよそ60人、被害の額は時価にして10数億円にのぼるとしていて、銀行は11月14日に管理職の行員を懲戒解雇にしています。
ネットのニュースでは、この手の話は昔からあるようで、貸金庫という記録が残らない場所を舞台にして銀行員が暗躍しているようだ。
これまで銀行側は、管理職の行員がどのように貸金庫を開けたのか経緯を明らかにしていません。
金融庁は厳しい管理下にあるはずの貸金庫で長年にわたり被害を見抜けなかったことは金融機関の信用を損なう深刻な事態とみていて、原因の究明や再発防止策を検討するよう求めることにしています。
これが重要だ。
どうやって開けたか明らかにしない限りその対策が打てない。対策がない限り貸金庫を利用する人はいなくなるだろう。
貸金庫というビジネスがどれだけ重要なのか自分にはわからないが、自宅に権利証や貴金属を置いておくと盗難の恐れがある人にとって、銀行の金庫ほど安心と思うところはない。
その安心できる場所が実は外と変わらない、あるいは外以上に危険な場所となれば、銀行の信用が失墜する。誰も預金しなくなり、最悪の場合は倒産もありうるだろう。
対策として16日の会見で合鍵を支店にはおかないことを明言した。性善説に基づく運用がこれで十分なのか検証が必要だ。
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