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【プライム市場から移動】猶予期間を終えてプライム市場からの脱落企業が移動

   
【プライム市場から移動】猶予期間を終えてプライム市場からの脱落企業が移動
 

東証が市場改革をして誕生したプライム/スタンダード/グロースの3市場。旧一部にいた企業のうちプライム市場の上場条件を満たさない一部の企業に対して、基準を満たすまで上場を許す猶予期間があるがいよいよ期限を迎える。
このため、東証に従ってプライムからスタンダードに移動する企業が出始めた。

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東証の上場基準

東証は3市場に対して上場基準を決めている。下のボタンの先のページに明確に定義されている。

例えば、プライム市場なら、以下の条件だ。(ほかにもあるが)

  • 株主数 800人以上
  • 流通株式 2万単位以上、時価総額100億円以上、流通比率35%以上
  • 時価総額 連結純資産が50億円以上、かつ単体純資産が赤字でないこと
  • 利益/売上高 最近2年間の利益総額が25億円、または最近1年間の売上高が100億円以上かつ時価総額1,000億円以上

このうち時価総額、流動比率を満たさない一部企業が移行措置によりプライム市場に残っている。
その猶予期間が6月でいよいよ切れる。基準を満たさない企業は上場廃止かスタンダードなどへの移動をしなければならない。

エンビプロ(5698)の場合

建築廃材や廃車を収集し、分別加工して販売する企業だ。失礼ながら初めて知った。
株価は400円弱で昨今の円安で鉄くずの輸出が難しく、時価総額が低迷し、プライム市場維持の条件を満たさないことが確定した。

エンビプロ スタンダード市場へ移動 2502

エンビプロ スタンダード市場へ移動 2502 出典:エンビプロ 以下同じ

2024年末に維持基準を満たさず、期限の2025年6月末までは努力するそうだが、スタンダード市場へ移動する準備を始めるそうだ。

エンビプロ スタンダード市場へ移動 2502

エンビプロ スタンダード市場へ移動 2502

一方でスタンダード市場の上場維持基準はもちろん満たしている。

東証の目論見と企業の目論見

以前の東証一部は企業のあこがれの市場で、一部上場がステータスだった。従い創業者はみな、一部を目指していた。
一部上場の基準を満たすため、株主数を増やす必要があって株主優待を開始し、上場後に廃止するという企業がいくつもあった。残念なことだ。

東証は一部市場をプライム市場に変える際に、外国人が安心して銘柄を選べる日本を代表する市場にしようとしていた。
実際に旧一部市場の銘柄が多く属しているが、もともと一部市場には「代表する企業」といえないような企業も存在した。先ほど書いた、ステータスを得るために株主を増やしたような企業が多くあてはまるだろう。
すでにスタンダード市場に移動した多くの企業がある中で、今もまだ猶予期間に甘んじている「プライム市場にいる資格がない企業」がある。
エンビプロのように移動の準備を始めて、スタンダード市場で力を蓄えて、プライム市場に再挑戦してほしい。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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