USの話になるが、amazonがPrime会員の解約がしにくいという問題で、USのFTCと和解したそうだ。消費者には一部返金されるという。
日本でも改善されるだろうか。
amazon FTCと和解 サブスク解約 2509 出典:日経
米連邦取引委員会(FTC)は25日、米アマゾン・ドット・コムの有料会員サービス「プライム」の入退会の誘導の手法が不当だと訴えていた裁判で、アマゾン側が25億ドル(約3800億円)を支払うことで和解すると発表した。消費者への一部返金に加え、解約を阻むデザインを改良することも求める。
サブスクは企業にとっては魅力的な収益手段だ。いったん獲得した顧客はサービスを機に行ったら使い続けてくれる。一方で気に入らない人も解約しない限り、サービス提供者に収益が入る。解約しない人にとっても毎月大きな金額ではないからと放置することもお見通しだ。
しかし使わないものは解約したいという気持ちが強い人がいて、そういう人が今回のようにFTCに訴えたのだろうか。
自分も使わないことにお金を使うのは嫌な人なので、思い立ったら解約するのだが、問題は入会することは簡単なのに解約が難しいことだ。
数年前にもたしか通販だったかな、契約はネットでできるのに解約は電話という意味が分からない詐欺のようなサービスが問題になっていた。契約と解約の手段は同じものを含めるよう法律で縛ってほしいものだ。
このように企業にとっては解約してほしくないから、解約の手続き中にあの手この手で引き止めたりする。以前もYahoo! プレミアム会員がそうだった。
解約する入り口がわかりにくいうえに途中の引き留めが面倒だった。
そう、解約の入り口がわかりにくいのは問題の根源と思う。入会のボタンの横に退会のボタンも設置するよう法制化すればいいのではないだろうか。
USで和解したからといって日本でも同じことをしてくれるとは限らない。
早急な法制化と、法律の網をくぐる悪徳事業者の排除が可能なきっちりとしたルール作りが求められる。
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