22日未明、政府・日銀が円買い、ドル売りに踏み切り、為替介入を実施した。
前回は145円を防衛線として介入が実施された。今回はそれをあっさり超えて30年ぶりに150円を超えた。
いつやる、いつやると皆がじりじりしていた週末に実施した様だ。それまで151円だった相場が144円まで戻された。
7円戻すために一体いくら使われたのか不明だが、今回も各国の協調介入はなかったようだ。
前回書いたように、FRBが利上げに向かう一方で日本はいつまでも利上げに向かわない。
利上げになれば無理してリスクをとる株式よりも、手堅く債券で儲けることができる。これで株式相場は軟調になる。
債券市場に向かう金が円を売ってドルを買い、円安が進む。
昔のように国内に製造業があれば、一定の業種は円安による差益で儲かっていたが、今のように中国からUSに輸出するような形態では円安のメリットはない。
唯一あるのは観光業だけだ。日本のものを買い占められていく様相は、江戸末期の銀の流出に似た気がする。
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