株主還元の方法はいくつかあるが、株価が上がるとうれしいものだ。そのためには企業が自社の株を買って償却することで、希少性を高めることで株価を上げる方法をよく取られる。
キヤノン(7751)とNTT(9432)が自社株買いを発表した。
日経によれば、キヤノンは最大1,000億円の自社株買いを行う。3.3%に当たる3,200万株を上限に買い付けるそうだ。
数年前はコロナ禍で複合機が売れず、しかしカメラもダメと低調だったが、見事に復活している。24年12月期の決算予想は17年ぶりの好調になりそうで、この資金をもとに続落する株価を支える目的だ、
ROEは9.7%、配当性向は43%と目標に若干達していないが、資金に余裕があるようだ。
ブルームバーグによれば、NTTは2,000億円を上限に自社株買いを実施する。1.66%に当たる。
NTTの方は自社株買いを発表後も株価の下落が止まらない。25分割まではよかったのだが、その後一気に下落基調になっているのは本業が良くないからだろうか。
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