
MUFG(8306)でネット証券を提供する三菱UFJeスマート証券の株式売買手数料が5月から無料になるそうだ。併せて新会社の設立と今後のロードマップが発表されている。
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三井住友のOliveに対抗して、MUFGはエムットを推進している。が、まだ大きく差が開いている印象だ。
このためTVのCM以外にも商品をよくするためにいろいろ努力しているようだ。
MUFGのコンシューマ向けの証券会社はネット証券である三菱UFJeスマート証券が担っているが、ちょっと前までKDDIとの共同運営だったこともあり、まだMUFGの各種サービスとの相乗効果が見えてこない。
銀行、クレカ、証券といった1つ1つを見直して改良しているようで今回は証券の改良が発表されている。
その内容は、大手しかできないといわれてきた、株式手数料を無料化だ。


三菱UFJeスマート証券 株式手数料を無料化 2605 出典:三菱UFJeスマート証券 以下同じ
SBI証券と楽天証券が無料化した時期は、新NISAが始まる直前だ。SBI証券はその前から無料化について検討を重ねてきたようで、十分儲かると判断して開始し、楽天証券がそれに続いた。
遅れてマネックス証券やGMOも続いたが、三菱UFJeスマート証券は無料にしてなかったし、松井証券は一部の無無料だった。
ネット証券の生き残りをかけて、無料化に踏み切るのだろう。


三菱UFJeスマート証券 株式手数料を無料化 2605
MUFGの下に中間会社を作り、そこに三菱UFJeスマート証券やウェルスナビを移して、ばらばらなサービスを融合するつもりだろう。
更に2026年度内にOpenAIを使ったMAP AIという助言をするAIをアプリで提供するという。投資の方針を決められない初心者には助かるだろう。
さらに2027年度には三菱UFJeスマート証券とウェルスナビを統合するという。ロボットによる自動投資のウェルスナビのサービスが拡充されて、三菱UFJeスマート証券だけで提供されれば魅力的になるだろうな。


三菱UFJeスマート証券 株式手数料を無料化 2605
最終的に、エムットでデジタルバンクを提供し、銀行手数料を低減、クレカ積立によるポイントザクザク、そして手数料無料化と、ユーザを呼び込む下地ができるようだ。
この戦略はOliveとほぼ一緒だろう。異なる点はOliveは三井住友だけでなくSBI証券と協業してできている点で、エムットはMUFGのみで提供する点だ。意思決定のスピードは1社でやるほうが速いだろう。
この施策により、三菱UFJeスマート証券が躍進してネット証券が3強になるのだろうか。
いやいやドコモ経済圏に入ったマネックス証券の動きも気になる。夏には晴れて「ドコモ銀行」に改名する住信SBIネット銀行との提携で、ドコモはエムットがやろうとしていることとほぼ同じことが可能だ。SBI証券と楽天証券の2強に対してやや勢いが落ちるマネックス証券と三菱UFJeスマート証券の準2強ができるのかもしれない。
お得なものが出てくれば乗り換えて、いろいろ試すといいだろう。



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