決算が続く。今回は好調だった元株主優待銘柄のコカ・コーラ、オリックスを見ていく。
ご存じ清涼飲料水のメーカー。缶コーヒーなども手掛ける。株主優待は数年前に廃止された。それまではコーラ20本くらいもらえたんだがなぁ。
2024年12月期の連結3Q決算は好決算だ。
売上収益 6,766億円 前年同期比+1.9%
四半期利益 100億円 前年同期比+159.4%
売上、原価は昨年と大差ないが事業利益が147億円と大きく増益している。
147億円の内訳は、下図の通り。
147億円の大半は昨年と比べて設備投資、減価償却が減ったことによるものに見えるが、価格改定によるものといえよう。
競合が少ない、選ばれる製品を作るメーカーは価格を上げても大きな減益がない。マクドナルドもそうだが、人気のブランドは長期保有に向いている。
2024年通期の見込みは、計画よりも高くしている。
売上収益 8,880億円 前年比+2.2% 計画比+0.6%
当期利益 74億円 前年比+295.6% 計画比+7.2%
利益が19億円も増えるようだ。
これを受けて、配当が+3円増額で、通期で53円になる。
好調な決算を受けて、350円上げている。11月8日の株価は2311.5円。
リースや金融を手掛けるオリックス。コロナ禍の決算はひどかったが、持ち直している。なお、2024年3月期で株主優待は終了し、2025年3月期からは株主優待で還元される。
上期としては過去最高益。
株主還元策は素晴らしい。当期純利益の39%を配当、自社株買いに500億円、残りを内部留保や新規投資に向ける方針として、中間配当は62.17円と大幅に増額している。
この増額には株主優待終了による振り分けもあるだろう。
昨年までは通期で50円前後の配当だったので、倍以上の配当になりそうだ。とすると、配当利回りは5%程度になるのだろう。
好調な決算を受けて、株価は100円ほどあげている。11月8日は3,493円。
どちらも株主優待を廃止して、配当に振り分ける方針に変えている。決算が好調であれば配当利回り5%程度を望める高配当株として長期保有の対象になる。
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