下方修正していた資生堂が2024年通期の決算を発表した。事前の発表のように赤字はひどいのだが、決算が続く。今回はKADOKAWA。また、資生堂の12月決算の見通しが発表されている。
前回の記事はこちら。3Q決算の発表をしている。
2024年通期の発表があった。まずは決算のポイント。
資生堂 2024年12月期決算 出典:資生堂 以下同じ
ポイントは、
資生堂 2024年12月期決算
2024年の通期の決算は、
売上高 9,906億円 前年同期比+2%
営業利益 76億円 前年同期比-73%
当期利益 -108億円 前年同期から-326億円
散々な決算だ。
資生堂 2024年12月期決算
2025年の通期の見通しが出ている。
売上高 9,950億円 前年同期比+0%
営業利益 135億円 前年同期比+78%
当期利益 60億円
当たり前だがV字回復を描いている。そうしないと、会社が存続する意義がないから。
資生堂 2024年12月期決算
配当金は60円の予定だったが40円に下げており、2025年度も40円継続だ。無配よりはましだが、株価に響く措置だな。
資生堂 2024年12月期決算
地域別の売り上げ高を見ると、
売上高であることに注意が必要だが、中国が若干とはいえ戻ってきている。今の問題はアメリカと」トラベルリテールだ。
資生堂 2024年12月期決算
トラベルリテールの失速は、中国の客の買う金額が減ったから。これは当面戻らないだろうから、もっとリストラが必要だろう。
資生堂 2024年12月期決算
資生堂 2024年12月期決算
地域別の利益は
となっている。光が見えるのは日本、中国の復活だ。
資生堂 2024年12月期決算
ブランドはコア3とネクスト⑤に集約。TSUBAKIなどのブランドはすでに資生堂の外にいった。
選択と集中によりこれら8つで勝負していく。
資生堂 2024年12月期決算
そして、当然ある構造改革。
大ナタを振るってコストをカットして成長分野に投資する。大きいところでは、人件費。早期退職を募っている。
資生堂 2024年12月期決算
売上高、営業利益の推移だ。売り上げは大きくは変わらないが、営業利益は2023年4Qの大きな落ち込みと2024年2Q以降の100億円未満で推移している。
売り上げが変わらないのに利益が出ないのは、コストが大きいからだ。前述の構造改革とともにコストの価格転嫁ができれば好転すると思う。
日産と違って絶望的な感じがしないのは、半年以上も決算が悪いといい続けてきたからだろうか。今後の資生堂に期待したい。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
アフィリエイト広告 ここから購入いただきますと当ブログに報酬が支払われ、運営資金になります。
PR