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【2024年8月期決算】ビックカメラ、コジマが決算を発表 増益を発表 株主優待の還元率を比較

   
【2024年8月期決算】ビックカメラ、コジマが決算を発表 増益を発表 株主優待の還元率を比較
 

ビックカメラ(3048)とその傘下のコジマ(7513)が2024年8月期決算を発表している。3Q決算でも調子が良いと発表していたが、そのまま増益で締めることができたようだ。

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ビックカメラ業績

ビックカメラの連結決算から見ていこう。

ビックカメラ 2024年8月期決算

ビックカメラ 2024年8月期決算

ビックカメラの締め月は8月なので、イオンと異なりこちらは年度の決算になる。通期では、連結で売上高は9,226億円、前年度より13%増えている。
7月の見込み好評よりも60億円ほど上積みされた。
当期純利益は139億円で、前年度余地も373%の増益。こちらも39億円ほど上積みされた。非常に好調だ。

ビックカメラ 2024年8月期決算

ビックカメラ 2024年8月期決算

連結の品目別でみると前年度も稼ぎ頭はs携帯電話だったが、その割合が上がっている。相対的に家電やPCの売上比率が減っているようだ。
最近はスマホの買い替え需要が減ったが、数年ごとに波がやってくるのだろうか。

ビックカメラ 2024年8月期決算

ビックカメラ 2024年8月期決算

会社別の利益への貢献度がこのグラフでわかる。単体で55億円の利益だがコジマやほかの会社も赤字にならず貢献したようだ。

ビックカメラ 2024年8月期決算

ビックカメラ 2024年8月期決算

好調な決算から配当は昨年度よりも14円増えて24円。通期で33円となった。昨年度の倍以上だ。
さらに来年度は36円を見込む。2025年8月期は売上、純利益ともに上乗せされている。

非常に好調だ。スマホの需要に支えられているように見えるところを危うく感じるが、今のうちにスマホ需要後の事業を考えてくれているのかな。

コジマ

かつてはヤマダ電機と群馬発の家電量販店戦争をしていたが、悲惨な業績になって没落。ビックカメラ傘下になった。
それ以降はビックカメラとの連携により、ポイントがたまるし、株主優待も使えるなど、ビックカメラの店舗名になぜ買えないのかと思う勢いだ。
では見ていこう。

コジマ 2024年8月期決算

コジマ 2024年8月期決算

こちらも決算は計画を上回った。売上高が2,699億円で前年度比0.7%上げている。一方で純利益は40億円と前年度比40%の増益だ。

コジマ 2024年8月期決算

コジマ 2024年8月期決算

品目別でみると、昨年度とあまり比率は変わっていない。エアコンや携帯電話に強い印象だ。

コジマ 2024年8月期決算

コジマ 2024年8月期決算

営業利益の推移がわかる。コスト面(左上のグラフ)では人件費が高騰したものの、売り上げが伸びて吸収したようだ。
また営業利益の推移(右のグラフ)コロナの影響で物が売れた2020年~2022年は好決算だったが、その反動が2023年度にやってきた。今回はそこから増収増益にもってきている。

コジマ 2024年8月期決算

コジマ 2024年8月期決算

好調な決算から配当は昨年度よりも2円増えて16円。さらに来年度は18円を見込む。
ビックカメラとの連携で売り上げが上がってきているので今後が楽しみだ。

株主優待

どちらも株主優待では商品券をいただける。相互に利用可能なので助かる。先日のエアコンはコジマで購入したが、ビックカメラの株主優待券を使っている。
大きなものを買うときにちょっとでも安くなるので助かる。

株主優待制度の詳細はこちらの記事を参照。

ビックカメラ

コジマ

買い物優待券はビックカメラと同じく1,000円分。ビックカメラ、ソフマップでも利用可能。

8月末保有

  • 100~499株 1枚
  • 500~999株 3枚
  • 1,000~2,999株 3枚
  • 3,000~4,999株 15枚
  • 5,000株以上 20枚

長期保有の優遇はこちら。

  • 1年以上2年未満 1枚追加
  • 2年以上 2枚追加

2月末保有

  • 100~499株 1枚
  • 500株以上 3枚

両社の10月11日の株価から還元率を比較すると、多くの場合でコジマの方が高くなった。つまりコジマの株価は安いということだろう。
100株で株主優待をもらう場合はどちらでも大差ないが、5,000株になると結構な差になる。
数百万円単位で投資してもよいと思う人にとっては微々たる還元率の差であろうが、ご参考まで。

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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