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新生ステップアッププログラムがリニューアル 改良?改悪?

   
新生ステップアッププログラムがリニューアル 改良?改悪?

5月から新生銀行の優遇制度である新生ステップアッププログラムがリニューアルしたので内容を確認した。

新生ステップアッププログラム とは

どの銀行でもやっているだろう、優良顧客を囲い込むための制度だ。

今まで3ステージだったが、5つになった。

新生ステップアッププログラム

新生ステップアッププログラム 出典:新生銀行 以下同じ

ステージに認定されると、下記のように優遇される。

新生ステップアッププログラム サービス

新生ステップアッププログラム サービス

例えば、シルバー以上はATMはセブン銀行などのコンビニATMでは出勤手数料は0円。最上位のダイヤモンドになると、他行への振り込みは月50回まで無料になる。
50回も使う人は少ないと思うが、プラチナの10回、ゴールドの5回は使いたい人が多いだろう。

他行の場合は預金の優遇があるが、新生銀行のプログラムにはそれがない。代わりに住宅ローンの手数料がプラチナ以上は5万円引きになるのは魅力的。

ステージ認定のために必要なもの

各ステージになるための条件が今回変わっている。
自分は今までゴールドだったが、新制度ではシルバーになった。

新生ステップアッププログラム 判定

新生ステップアッププログラム 判定

預金額でいえば、シルバーは100万円以上、ゴールドは500万円以上だ。500万円も預けるのはなかなかハードルが高い。
一方で最上位のダイヤモンドは預金額では認定されず、投資商品を2000万円以上などになっている。
条件はどれか1つ該当すればよいそうなので、例えばシルバーは預金100万円か投資商品10万円のどちらかで達成できる。両方満たすとゴールドになる。

しかし、今時銀行で投資商品、例えば投資信託を買う人も減っただろう。一時期の強引な勧誘が問題になり金融庁が強力な指導をした。
新生銀行が指定する投資商品は下記のものだ。

外貨普通預金、2週間満期外貨預金、外貨定期預金、仕組預金、投資信託、仕組債、保険商品

どれもリスク資産なので、安全がイメージの銀行が扱うべきものではないと思う。

他行の優遇制度

新生銀行は低金利の時代に仕組み預金ながら高金利といううたい文句で試しに作った経緯がある。
その後は2週間定期預金が金利が良かったりとか、振込手数料がスタンダードステージでも月1回無料とか、いろいろ魅力があって使ってきた。
しかし昨今の他行の動きやSBIグループとの確執と子会社化の経緯を見ていると、今回のリニューアルは自分にとっては改悪であったのでそろそろ別の銀行に移動する時期かもしれない。
いずれ住信SBI銀行と合併するのかもしれない。そうなったら資産を分散している意味がなくなる。

持っている銀行で同様の制度をやっているところがある。次回は他行について調べてみよう。

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著者プロフィール
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本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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