日本製鉄(5401)が進めているUSスチールの買収の話が、一転進んだと報道があった。
その裏には、US政府が黄金株を要求している、という。黄金株って何?
USのトランプ大統領が日本製鉄のUSスチール買収を認めた報道があり、日本製鉄は株価を上げた。
その裏には、US政府が黄金株を要求しているという話がある。
日本製鉄 USスチール 黄金株 2506 出典:日経
日本製鉄が米鉄鋼大手USスチールの買収を巡り、少数の持ち分でも重要事項に拒否権を行使できる「黄金株」の米政府への譲渡を検討していることが27日、分かった。黄金株は複数あるプランの一つで、米政府にはまだ提案していないもようだ。日鉄は買収実現に向け米政府と詰めの作業を進めており、最終的に黄金株を譲渡しない可能性もある。
黄金株って何?
上の記事にあるように、黄金株とは少数株主でも重要事項に拒否できる特別な株だ。だから「黄金」株といわれる。
通常は、企業の議案は株主総会で株数に応じて投票される。重要な議案ほど株数に応じて通りやすくなる。多数決だ。
しかし黄金株は少数であっても議案に拒否ができる権利を持つそうだ。国連の安全保障委員会における常任理事国の拒否権みたいだな。
日本製鉄は何が何でもUSスチールを買収したいだろうから、黄金株の条件を受けるだろう。
それが果たしてすべての株主に理解してもらえるだろうか。
また巨額な投資には資金が必要であり、果たして巨額投資が可能か。
また日本製鉄が目指す完全子会社化については、US政府はいまだ認めてないように見える。一部の出資ならOK、しかも黄金株があればというところだろう。
しかしそれでは日本製鉄が目指す将来が実現できないのだろう。グローバル製鉄メーカーとして機動的に戦略を建てたければ、完全子会社であることは必須条件だ。
まだまだこの問題は炎上しそうだな。
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