LINEヤフー(4689)から株主総会の案内と配当がやってきた。それから1枚別の紙があり、今回の配当はいつもと違うらしいと分かった。
その他資本剰余金?資本の払い戻しということだから投信の特別分配と同じかな。
この郵送が届く前に配当は電子化された配当の通知で証券会社のサイトでわかっていた。他の会社と違っていうように見えたのでなんだろうなと思っていた。
株主総会の案内が届き、同封の書類にいろいろ書かれている。
LINEヤフー 株主総会 配当 2506
黄色の紙にA4で4ページ分の説明があった。
LINEヤフー 株主総会 配当 2506
おそらくこういうことかな。
今回は1株7円の配当だが、うち5.56円は通常の利益剰余金を原資としており、残る1.44円はその多資本剰余金を原資としているそうだ。
通常は配当というものは利益から出すものだ。従い前者だけなのだが、今回はなんだかわからない後者が混じっているという。
そのうえで、次のページを見ていくと、その他資本剰余金は、株式を購入の際に間接的にLINEヤフーに支払った元本=LINEヤフーにとっての資本を取り崩して、株主に還元するということらしい。つまり減資をしているようだ。投信なら特別分配ということだろう。以前グロソブなどで問題になった、タコが自分の足を食べるような分配方法だ。
このため購入時の価額から一定の割合を引くことになるので、売却時に売却益を計算する際に買い付け価額を計算しなおす必要がある、ということだ。
多くの証券会社はこんなことはやってくれると思うが、一部はやらないかもしれないので、全株主に注意喚起しているようだ。
なぜこんなことをしたのか?株主は元本を返されてもうれしくない。その資金を活用して大きくしてほしいと普通は思う。
最近の配当を調べると、23年、24年の配当は5.66円だ。上記の利益剰余金からの配当と同じだ。つまりLINEヤフーは経営が難しい状況で配当を出せないから、減資して見かけ上配当が減らないようにした、というわけではない。
むしろ25年はその他資本剰余金を合わせたことで増配している。
IRページのQ&Aに答えが書かれていた。
引用する。
Q1:利益剰余金とその他資本剰余金の双方を原資とした配当になった理由は?
A1:安定的な配当の実施と自己資本の構成を最適化する観点を踏まえると、増配部分を資本配当とするのが最適であると判断いたしました。2021年3月の経営統合時にその他資本剰余金が大きく増加しており、これを配当原資の一部とすることで資本効率化の効果も見込んでおります。
合併時に資本が過大になったので減らしたということのようだ。
減らしたいなんてことがあるんだ。初めて聞いた。
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