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【2025年度2Q決算比較】通信会社3社の業績を比較 NTT、KDDI、ソフトバンク

   
【2025年度2Q決算比較】通信会社3社の業績を比較 NTT、KDDI、ソフトバンク
 

自分の投資方針の整理のために始めた決算情報のまとめ。これを使って、同業の比較をしていく。
今回は通信会社3社を比較する。

決算情報

まずは対象の3社の決算情報。
NTT(9432)は今年NTTデータを買収してさらに大きくなった。この3社は固定通信、無線通信だけでなく、通信に付帯するサービスも提供しているが、NTTは未来に向けたIOWNの開発を進めている。

KDDI(9433)は元は第2電電として出発したDDIと国際電話のKDDが合併してできた、NTTに対抗する事業者だ。最近では三菱商事とローソンを買収して、通信以外の事業に踏み出している。他にはauじぶん銀行も最近存在感が強くなった。

ソフトバンク(9434)はソフトバンクグループの携帯電話事業会社。最近はAIに関する投資の話をよく聞く。

決算の比較

通信とくくられても事業内容は微妙に異なる。それが決算に表れているようだ。


NTTKDDIソフトバンク

2026年3月期
2Q決算
2026年3月期
2Q決算
2026年3月期
2Q決算


売上高
67,727.129,631.634,008.4

営業利益
9,4502.35,771.66,288.9

経常利益
8,893.14,152.84,757.1

親会社に帰属する
当期純利益
5,956.53,777.23,487.6



前年同期比

売上高
+2.8%+3.8%+7.9%

営業利益
+2.7%+0.7%+7.3%

経常利益
+1.2%+6.7%+20.8%

親会社に帰属する
当期純利益
+7.4%+7.6%+7.7%


1株当たり純利益
7.20円96.95円7.22円

通期配当
5.3円80円8.6円

株価
155.4円2469円215.9円

配当利回り
3.4%3.2%4.0%

株主優待
dポイント
(1,500円相当)
Pontaポイント
(2,000円相当)
PayPayポイント
(1,000円相当)

配当+株主
優待利回り
13.1%4.1%8.6%

配当性向
42.1%41.2%76.7%

NTT

2026年3月期
2Q決算


売上高
67,727.1

営業利益
9,4502.3

経常利益
8,893.1

親会社に帰属する
当期純利益
5,956.5



前年同期比

売上高
+2.8%

営業利益
+2.7%

経常利益
+1.2%

親会社に帰属する
当期純利益
+7.4%


1株当たり純利益
7.20円

通期配当
5.3円

株価
155.4円

配当利回り
3.4%

株主優待
dポイント
(1,500円相当)

配当+株主
優待利回り
13.1%

配当性向
42.1%

KDDI

2026年3月期
2Q決算


売上高
29,631.6

営業利益
5,771.6

経常利益
4,152.8

親会社に帰属する
当期純利益
3,777.2



前年同期比

売上高
+3.8%

営業利益
+0.7%

経常利益
+6.7%

親会社に帰属する
当期純利益
+7.6%


1株当たり純利益
96.95円

通期配当
80円

株価
2469円

配当利回り
3.2%

株主優待
Pontaポイント
(2,000円相当)

配当+株主
優待利回り
4.1%

配当性向
41.2%

ソフトバンク

2026年3月期
2Q決算


売上高
34,008.4

営業利益
6,288.9

経常利益
4,757.1

親会社に帰属する
当期純利益
3,487.6



前年同期比

売上高
+7.9%

営業利益
+7.3%

経常利益
+20.8%

親会社に帰属する
当期純利益
+7.7%


1株当たり純利益
7.22円

通期配当
8.6円

株価
215.9円

配当利回り
4.0%

株主優待
PayPayポイント
(1,000円相当)

配当+株主
優待利回り
8.6%

配当性向
76.7%

考察

注目すべきところは以下の点か。

  • NTTの株主優待は実は訳あり。利回り13.1%は毎年実現できるわけではない
  • ソフトバンクの配当性向が高すぎ

KDDIとソフトバンクの株主優待は単純だ。ともに1年以上保有する株主に贈られる。
ややこしいのはNTTだ。

  • 継続保有2年以上3年未満の株主には1,500ポイント
  • 継続保有5年以上6年未満には3,000ポイント

2年~3年、5年~6年目以外の株主には贈られない。確かに今年は何も来なかった。
つまりNTTの(配当+株主優待)利回りは半分嘘である。残念ながら上記条件を正確に簡潔に表現する方法を思いつかないので13.1%としたが、実態は株主優待なしとほぼ同じだ。NTTにはこの点を早急に改善してほしい。

2つ目の配当性向については、ソフトバンクは無理をして配当に回しているようにも見える。1:10に株式分割して株主数を多くしたわけだが、株主優待の負担が重いのかもしれない。

過去10年の売り上げ、純利益比較

過去10年の売上高、純利益のグラフで比較する。なお2025年度は予想の値。

通信 売上高比較 2025

通信 売上高比較 2025

企業規模の違いといってしまうには説明が必要だろう。NTTはもともと電電公社。日本で唯一の通信会社だった。このために持っている資産が多く、提供するサービスも多い。一方でKDDIもソフトバンクも民間企業が一から作り上げたものだ。売上高は2倍強。KDDIとソフトバンクを足してもNTTに及ばない。

通信 純利益比較 2025

通信 純利益比較 2025

純利益もNTTが大きいが、2倍もの開きはない。つまりNTTは売り上げに対する利益率が良くない。おそらく大企業病の弊害で利益を生まない部署、従業員が多いのだろう。ソフトバンクは2022年度に一時的にKDDIを抜いたが最近はまたKDDIとの差が開いている。NTTとKDDIは10年かけて2000億円利益を上げてきている。大きな収益が得られる事業ではないが、着実に成長しているのであろう。
ソフトバンクは純利益はこの8年で大きく差がない。先行投資が大きかったPayPayなど金融事業の貢献はまだまだ先か。

投資方針

近未来の技術に期待するなら、NTTへの投資もいいだろうが、3.4%という高配当とは言えない配当利回りしか得られないので、配当を求めるなら他の銘柄に投資するほうがいいかもしれない。
個人投資家は株主優待を満喫できるので、資金に余裕があればKDDIを、なければ(あってもとりあえず)ソフトバンクを100株持つといいだろう。

株式投資で参考になる本

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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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