周知のように、３連休明けの10月10日から全銀ネットがダウンし、一部銀行からの不入込ができない状況だ。
すでに2日たっているが、いまだ復旧のめどが立たないという。何が起きているのか。
10日、朝から三菱UFJ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行など11行で発生した。
10日のうちにゆうちょ銀行のゆうちょ通帳アプリ、郵貯Payは復旧したが、ほかは翌11日も復旧しなかった。
全銀ネット 障害 他行振り込み不可 出典：日経電子版
この障害により、該当する11行では他行あての振り込みができていない。翌11日からは別の手段で振り込み作業を行い始めたらしいが、追い付かないようだ。
障害の原因は銀行間を接続する全銀ネットにあり、稼働以来50年障害がなかったシステムだった。
全銀ネットに問題があるとわかっているが、具体的な障害の内容はわからない。
X（旧Twitter)で見たものには、サポート期限が迫っていたWindows Server 2012のリプレース作業をしていたのではないかというものがあったが、
それだとしたら、工事がギリギリすぎるし、問題があったら運用中のシステムに戻して正常運転に戻すはずだ。
それをやっていないということは別の原因のように思える。
さすがに12日には直るだろう・・・直ってほしい。
全銀ネットは各行を結ぶネットワークのはずなので、11行だけでなく三井住友。みずほ銀行も振り込めない状態になってもよさそうだが、それは聞かない。
もしかしたら全銀ネット以外にも各行を結ぶネットワークがほかにもあるのかもしれない。
今回のことで、メインバンクとして付き合いを厚くすることは意味があるものの、こういう事態にあった際に正常に使える銀行から振り込むなど、回避手段をとることが難しそうだと感じた。銀行はなるべく等距離で付き合うほうがいいのかもしれない。
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