自動車用品のソフト99(4464)がMBOを実施しているが、そこに旧村上ファンド系のエフィッシモ・キャピタル・マネジメントがTOBで参戦。
両者の買い付け価格の差から経営陣のMBOは不成立になりそうだ。
MBO、TOBなど企業買収のまとめはこちら。
MBOは最近多い。物言う株主のために経営が自由にできず、研究や投資のための内部留保を配当に回せと言われる、外人の社外取締役を入れろ、など今までMBOにより上場廃止になった企業が直面した問題はだいたい同じだ。
ソフト99も物言う株主に悩んだのだろうか。主要株主にファンドはなさそうだが。
理由は不明だがMBOを選び、上場廃止を目指していたソフト99に思わぬところから横やりが入った。
旧村上ファンド系のエフィッシモ・キャピタル・マネジメントがTOBを仕掛けている。
しかも買い付け価格の差が大きい。MBOは1,500円前後だった株価に対して2,465円で買い付けをするとしているが、エフィシモは4,100円と約1.7倍もの高値で買い付ける。
ソフト99 MBO エフィシモのTOB 2509 出典:ロイター
カーケア用品のソフト99コーポレーション(4464.T), opens new tabが実施中のMBO(経営陣が参加する買収)に対し、価格が低すぎると異議を唱えるシンガポールの「物言う株主」エフィッシモ・キャピタル・マネジメントが株式公開買い付け(TOB)に乗り出した。MBOが増加する中、東京証券取引所が支配株主取引に関する開示ルールを強化した直後ということもあり、企業価値の評価と価格をめぐる議論に注目が集まっている。
エフィシモは今回のTOBの理由を以下のように話している。
「著しく割安な買付価格でMBOが進む中、少数株主の利益を守るには具体的な代替案を示すほかないと考え、TOBに踏み切った」とTOBに乗り出す理由を説明した。さらに「経営課題に十分対処せず株価を低迷させた経営陣が、その株価を前提に著しく割安なMBOで利益を得て、本来少数株主が得るべき利益を収奪されることは望ましいことではない」と強調した。
同社が実施している経営陣による自社買収(MBO)を目的とした株式公開買い付け(TOB)について、買い付け期間を10月2日まで延長すると発表した。当初予定は9月19日までだった。
エフィシモが言う適正な価値が4,100円なのか、元の株価から考えると3倍弱であり、そんなに割安だったのかなとも思える。
ダイヤモンドZAI付録の理論株価によれば、ソフト99の理論株価は3,000円余り。理論株価は解散時に存在する土地や設備など資産の価値なので、1,000円以上はのれん代ということになる。エフィシモはソフト99に1株1,000円の何の価値を見出しているのだろうか。
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