【2026年3月期1Q決算】NTT、KDDI、ソフトバンク
3Q決算が続く。今回はNTT、KDDI、ソフトバンク。そろって増収減益。
NTT(9432)
NTTは増収減益。

KDDI 2026年3月期1Q決算 出典:NTT以下同じ
1Q決算は
営業収益 3兆2,620億円 前年同期比+0.77%
営業利益 4,052億円 前年同期比-7.0%
当期利益 2,597億円 前年同期比-5.3%
セグメント別では下図の通り。

NTT 2026年3月期1Q決算
営業利益を押し下げているのは、総合ICT事業が大きい。
トピックス

NTT 2026年3月期1Q決算
固定電話は現状はまだメタル線で引いているところもあるが、2035年をめどに光ケーブル、あるいはモバイルで固定電話を代替する方針という。
すでに都市部ではNGNに基づくメタルから光への移行は済んでおり、地方に残るメタル線もとうとう一掃するということだ。老朽化によりメンテナンス費用がかかる。
中期経営戦略の進捗

NTT 2026年3月期1Q決算
NTTはIOWNを推進している。またSBIとの資本提携により、NTTドコモ傘下に銀行を取り込む。
KDDI(9433)
KDDIの1Q決算は増収減益。

KDDI 2026年3月期1Q決算 出典:KDDI 以下同じ
1Q決算は
売上高 1兆4,363億円 前年同期比+3.4%
営業利益 2,725億円 前年同期比-1.6%
当期利益 1,711億円 前年同期比-3.3%

KDDI 2026年3月期1Q決算
いつもの滝グラフ。過年度の販促費減収分を覗くと、ほぼ営業利益はプラスに働いている。

KDDI 2026年3月期1Q決算
主力のモバイル、auブランドは新プランやデータ需要により公表。

KDDI 2026年3月期1Q決算
今年始まった衛星通信。テレビCMでも訴求されており、山間部に住む人には好評なのだろう。
この夏からデータ通信を開始する。

KDDI 2026年3月期1Q決算
金融事業も好調だ。auマネ活バリューリンクプランは累計160万人を超えて、クレカ会員の増加、住宅ローン残高の増加といいことばかりだ。
ソフトバンク(9434)
ソフトバンクも増収減益。

ソフトバンク 2026年3月期1Q決算
1Q決算は
売上高 1兆6,586億円 前年同期比+8.0%
営業利益 2,907億円 前年同期比-4.3%
当期利益 1,823億円 前年同期比-9.1%

ソフトバンク 2026年3月期1Q決算
セグメント別の営業利益はエンタープライズ、ディストリビューション、ファイナンスが増益。

ソフトバンク 2026年3月期1Q決算
通期予測の進捗率はまあまあというところか。

ソフトバンク 2026年3月期1Q決算
セグメント別の進捗率を見ると、ディストリビューションの進捗がいい。他はそこそこ。
まとめ
売上高、当期利益を見る限り、KDDIとソフトバンクは大差なくなってきた。NTTは両者を合わせた規模だ。
3社そろって増収減益となった理由は各社で異なるが、主力のモバイル事業が悪くて落ち込んだところはない。通期では盛り返してくるのだろう。
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著者プロフィール
skyhighblue
本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。
他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。