2025年3月期の1Q決算を各社が発表している。自分が持つ銘柄を中心に状況をみていく。今回は、マツキヨココカラ、グリコ、小林製薬、MS&AD、PKSHA。
マツキヨココカラ&カンパニーの2025年3月期1Q決算発表
売上高 2,597億円 +4.6%
当期利益 117億円 -2.7%
売上高は上げたものの、当期利益は下げた。給与の上昇やシステム開発への投資によるもののようだ。
配当は通期で42円と2024年3月度の70円に比べて下げている。
あわせて300億円までの自社株買いも発表。1,322万株を取得して償却し、株主還元とする。
プッチンプリンがやっと出荷再開となった江崎グリコ。見るまでもなく決算は散々なものだろう。
2024年12月期の2Q決算や状況を発表資料を使って確認する。
売上高 1,540億円 +0.6%
当期純利益 36億円 -53.1%
システムの問題で長らく主力商品を出荷できなかった乳業事業。通期では対前年比-96億円の600億円の売り上げ。ただし海外がカバーしており、売上高は前年よりも増えている。
乳業事業の2Q売上高は 272億円、対前年-15.7%
利益はー23億円、対前年-20億円と散々なものだ。
ただしシステム障害によって出荷できなくなったチルド製品だけでなく、冷凍のアイスクリームもここに含まれている。
そしてシステム障害の簡単な経緯が書かれている。多くはすでに公表されていることだが、対策が興味深い。結局ERPソフトにあわせて物流センターの業務オペレーションを見直したそうだ。やはりそうなったか。ちなみに特損57億円になったそうだ。
これでチルド製品の出荷が完全に戻れば12月の通期決算ではちょっと戻ってくるだろう。
3月末に紅麹で大きな問題を起こした小林製薬(4967)。経営陣は変わったが、社風は変わるのだろうか。
2024年12月期の2Q決算は、
売上高 731億円 -0.7%
当期利益 14億円 -81.7%
紅麹に関する一連の対応で特別損失79億円を計上している。
紅麹事業は撤退し、経営陣も変わった。いい加減な製造を行うような体制が一掃されれば会社の再生は期待できそうだが、簡単ではないだろう。
三井住友海上、あいおいニッセイ同和を傘下にもつ。損害保険はビッグモーターの件などでいろいろ問題があり、保険料値上げを見送ったりもした。
2025年3月期の1Q決算は、
売上高 1兆9,372億円 -2.0%
当期利益 2,043億円 +83.0%
利益はかなり得られた。大暴落のリバウンドもあって、株価は上がっている。
AIサービスを提供し、最近は大手企業との連携報道が目立つ。
2024年9月期の3Q決算は、
売上高 123億円 +21.3%
当期利益 16.9億円 前年同期は-4億円
通期で利益を20億円見込む。ITベンチャーは赤字が多く将来性のみで株価が上がっていくものだが、PKSHAは堅実に黒字になって発展していきそうだ。
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