昨年来株価が上がっている商社系の一つ、三井物産(8031)が1:2の株式分割を実施する。6月30日の株主に対して行われる。
また4,000万株、2,000億円を上限として自社株買いを実施し、償却するそうだ。
三井物産は商社であり、昨年春のバフェット率いるバークシャーが購入したという話により、上げ相場が続いている。
東証の株式分割の目安がいくらなのか、正確な指導があるか知らないが、おおよそ1万円を目安に分割をしているようだ。
三井物産の株価は2024年5月2日の終値が7,681円と1万円に近付いており、取締役会で分割を決めたそうだ。
分割は、6月28日の株主に対して、1:2で分割することで実施される。
(6月30日が、休日のため、実質6月最後の営業日の株主ということになる)
これによりおよそ4,000円弱の株価になるので、三菱商事、丸紅、住友商事とほぼ同じ価格帯になり、高額さから敬遠されていたかもしれない、新NISA積立の投資家の需要を呼び込みたいのだろう。
合わせて、4,000万株(分割前の株数)、2,000億円を上限として自社株買いを実施することを取締会で決定した。
現在発行されている株はおよそ15.3億らしいので、最大でおよそ2.6%を償却する予定だ。これにより余剰の流通株が減り、株価上昇が期待できる。
ほかの商社は同じくらいの株価なので分割する予定はないだろう。
商社の右肩上がりはいつまで続くのだろう。バフェットが売り出したらそこが転換点になるかな。
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