2024年3月期の決算が出てきた。好調、不調な企業のご紹介。SUMCO NTT、パナ、グリコ セブン銀行の発表を見ていく。
半導体関連メーカーのSUMCOは12月締めの決算。5月9日に1Qの決算を発表。
連結の売上高は935億円で前年比-14.9%。
当期利益は50億円で前年比-86.6%。
半導体が売れないためにSUMCOのウェハーが売れない状況であり、かなりの減収減益だ。
さえない決算であるが、株価はなぜかいい方向に反応。+200円くらいになっている。
5月10日に決算を発表。
連結の売上高は13兆3746億円で前年比+1.8%。
当期利益は1兆2,795億円で前年比+5.5%。
年間配当は5.1円。25年3月期の当期利益は-14%と先行き暗い見込み。
合わせて子会社のドコモ、コム、データの社長交代を発表。若返りを図って、新規ビジネス創出を進めるそうだ。
先行き不安からか株価は下がっている。
事業の再構築に苦しみ続けているパナソニック。
5月9日に決算を発表。
連結では、売上高は8兆4,964億円で前年比+1.4%。
当期利益は4,440億円で前年比+67.2%。
年間配当は35円。
しかし2025年3月期の当期利益が-30%の予想とあり、こちらも先行き不安。また、配当は未定になっている。
システム障害でプリンなどを出荷できない状態が3か月弱続くという江崎グリコ。12月が決算なので、今回は1Q決算。
5月8日に決算を発表。
連結では、売上高は790億円で前年比+11.1%。 通年では障害の影響を考慮して3,360億円で前年比+1.0%。
当期利益は51億円で前年比+21.0%。通年では110億円で前年比-22.0%
年間配当は90円の予定。
システム障害により。売り上げで200億円、営業利益は60億円減る見込み。
発表を受けていったん株価は下げたが、発表前の株価付近に戻している。
キャッシュレス決済の進展でATMで現金を引き出す機会が減った。今までATM手数料で儲けていたセブン銀行はコロナ禍以降は業績がさえない。
5月10日に決算を発表。
連結では、売上高は1,979億円で前年比+27.6%。
当期利益は320億円で前年比+69.5%。
年間配当は11円の予定。
セブン&i HD内の体制変更により、セブンカードを子会社にしたことで特別利益215億円を得た。しかしその変動で2025年3月期の当期利益は195億円、前年比-39%と見込む。
これに嫌気したのか、株価は下げている。
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