【2026年2月期2Q決算】JFRが2026年2月期3Q決算を発表　増収減益

   

Jフロントリテーリング(JFR)(3086)が2026年2月期3Q決算を発表している。2Q同様にわずかに増収だが、減益だ。
決算、株主優待など個別株情報のまとめはこちら。

  

決算サマリー

2Q決算の記事はこちら。

JFRは傘下に大丸、松坂屋、PARCOを持つデパートからGINZA SIXまでの総合小売店だ。デパートを持つ企業共通の問題は、1か月以上続いている中国との関係悪化による環境客の激減だ。

赤字は今回更新。単位は億円。

※株主優待は10％の割引券で、仮に上限の50万円を利用した場合で計算。
2Qの数字で誤りがあったので訂正して赤字にしました。

決算

増収減益だ。上期は円高によりインバウンド客の入りが悪くなったが、下期は中国人客の激減で影響がありそうだ。
純利益は33％も前年より下げている。通期予想は-37％だが、この調子なら通期は上方修正があるかもしれない。しかし春節の中国人インバウンドの収益が大幅に減るだろうから、-40%に下げる可能性がありそうだ。

連結業績は上図の通り。売上はあるが利益が出ていない。

主要店舗別の売り上げは、改装した店舗の調子がいい反面、古くなっている店は売り上げは伸びず減っている。
しかしこの表を見る限り、中国からの観光客減少の影響はあまり見えない。

JFR傘下にPARCOがあるが、こちらはデパートと異なりインバウンド客による影響はほぼなく、前年よりも売り上げが増えている。

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