SHIFT(3697)はソフトウェアテストなど品質保証を行う企業だ。最近は株価が2万円弱になりそろそろ分割があるかな、と思っていたら分割のニュースがあった。
ニュースを受けて株価は上昇している。
ソフトウェアの作成は設計だけでなく、テストも重要だ。どんなソフトウェアもバグという不具合なしでは作ることは難しい。
最近はAIに作らせるという方法もできたが、AIに教えるサンプルや教師が必要だ。結局人間が考えないとAIの用途は広がらないように思える。
ソフトウェアにおけるテストが重要になったのはソフトウェア自身の巨大化と複雑化によるものが大きい。昔の真空管でできたコンピュータでは、宇宙船が故障しないように膨大な人と時間を投入して、バグがないソフトウェアを作っていた。これができたのは全体井では複雑ではあっても個々のパーツはシンプルに作っていたからではないだろうか。
今は同じ方法を使ってもテストは終わらないように思える。だから効率的にテストが行える手法を開発したり、テストしやすいプログラムを考えられたりする。
こうしてテストをアウトソースする発想ができ、SHIFTのような会社への需要が高まっている。今後もソフトウェアの巨大化、複雑化は止まらないだろうから、SHIFTの先は明るそうだ。
それでも定期的に株価は上げ下げしている。業績だけはなかなか安定しないようだ。
そんな中で、株価が2万円に近付いている中で、株式分割の発表があった。
発表によれば、1:15の分割を1月23日時点の株主に対して行う。
発表を受けて翌日は1,000円余り株価は上昇。27日の終値は18,225円。
1:15分割でこの株価なら1株1,215円になる。
単位元の株価が低くなるので買いやすくなるだろう。ちなみに株主優待も配当も現時点ではない。
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