暗号資産の不正流出というと、2018年のコインチェック事件を思い出す。580億円が運営会社の不備から流出され、損失はユーザに戻ってきたのだろうか。
久々この手の話があり、DMMが運営するDMM Bitcoinから不正流出があったそうだ。総額482億円に上るようだ。
暗号資産、仮想通貨。呼び名は幾通りかあるが、すべて実体のないものに価値を与えて、その価値に対する交換でお金を出す。役割が貨幣に似ているので仮想通貨と初期には言われていた。実際通貨として使える国や店もある。最近は暗号資産という言い方が一般的なようだ。
呼び名は変わっても本質は変わらない。データでしかない金融資産が流出により運営会社から消えたようだ。
貨幣であれば銀行間の取引などの履歴で怪しい取引はわかるし、実際に送金されるので実体貨幣としての歯止めがある。
しかし暗号資産は銀行間ではないので取引履歴はなく、いわゆる闇取引をしても足がつかないのだろう。
このため回数は少ないが、いったんセキュリティを突破すると、巨額の不正流出がある。2018年のコインチェック事件がいい例だ。
5月31日に不正流出を検出したと発表があった。
発表によれば、
不正流出に対してはハードウォレットなどいろいろ対策が出てきているが、仕組みが便利にできている以上セキュリティ的に弱いところもありそうだ。
つまりどんなに対策してもどこかに穴があって不正利用はなくならない。
銀行のように不便にすればそういうリスクは減るのだが。便利とセキュリティは両立しないのだろう。
自分もわずかだが暗号資産を預けている。今後の行方を見守っていく。
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