PayPayが他社クレジットカードによるチャージの利用制限をするといって延期していたが、方針を見直して2025年春にアナウンスするそうだ。
他社クレカを恒久的にチャージ可能にするか、あるいは別の方法で制限するのか。春にわかる。
以前の記事はこちら。
PayPayは、2025年1月より、PayPayアプリにおいて、「PayPayカード」(「PayPayカード ゴールド」を含む)以外のクレジットカード(以下「他社クレジットカード」)の利用を停止することをお知らせしておりましたが、現在、ユーザーの皆さまに他社クレジットカードを引き続きご利用いただくための新たな利用方式を検討しています。
新たな利用方式は、2025年夏以降の提供を予定しており、それまでは現在の利用方式で、ユーザーの皆さまにご利用いただくことといたしました。
PayPayでは、2018年10月のサービス開始以来、他社クレジットカードによる決済サービスにおいて、各国際ブランド等が定めている手数料が、決済システム利用料を上回っている状態が継続しています。
いまだ、逆ザヤの状態のようだ。
新たな利用方式では、改めて他社クレジットカードの登録手続きを行っていただくこと、また、クレジットカードの国際ブランド(Visa・Mastercard)との協議次第で、利用料をご負担いただく可能性がございます。ユーザーの利用状況によって、ご負担が生じない方法を検討をするなどの対策と協議を進めてまいりますが、詳細は、2025年春頃にお伝えする予定です。
最近はPayPay対抗のため三井住友カードが加盟店の決済手数料を値下したという話が合った。
しかしVISAやMasterの決済手数料までも下げてもらおうとすると、話がかなり大きい。
決済手数料の折り合いがつかなければ、他社クレカの利用時は決済手数料を上乗せするととれる。例えば1,000円のチャージなら1,050円請求されるという具合だ。
以前からクレカの利用時に現金で払うときと価格を分けてはいけないとなっていた。20世紀の頃はクレカ利用時は5%上乗せ、そのうえ電話番号もかけ、ということが普通にあったが、21世紀になってそういうことも聞かない。
電話番号はともかく、価格がクレカと現金で異なるという制度の意味は、決済手数料を客に負担させるなということだった。
しかし今回のPayPayの発表はそういう動きにとれる。仮に決済手数料の上乗せをすればクレカ会社からは規約違反といわれるだろうからそのクレカは使えなくなりかねない。
あ、それを狙っているのかな?
他にやれる手は年会費を徴収する方法がありそうだ。どっちにしても余計な費用が掛からないからユーザも加盟店も増えたPayPayが岐路に立たされそうだ。
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