11月がやってくる。
そろそろ年末年始を迎える。その前にブラックフライデーセールと福袋の準備だ。
日本の小売業にとっては、年末年始はかき入れ時。ここで売り上げを立てないと業績に響く。
ブラックフライデーセールはここ数年、よくやられるようになってきた。amazonや楽天でも見ることができる。
一方で日本の伝統であったお歳暮が廃れてきている。有名企業では社内でのお歳暮のやり取りを禁止して久しい。
このために打撃を食らったのがデパート業界だ。
コロナウィルスの蔓延で営業できず、業績をひたすら下げたデパート業界だが、最近は外国からの観光者の受け入れ制限を撤廃し、コロナ前と同じ状況になった。
これを受けてか、三越伊勢丹ホールディングス(3099)の株価が上がってきている。この10年で見ると下図の通りだ。
一方で大丸、松坂屋を運営するJ.フロント リテイリング(3086)は数年前から業態を丸井のように変えている。つまり小売業というよりは銀座などの一等地を持つ貸しビル業だ。GINZA SIXがいい例だろう。
三越伊勢丹はもともとこの業態変化に乗り遅れたため株価が下がり続けたのだった。
デパートにとってどっちが進むべき道なのか。それは数年待たないと結果がわからないとおもぅ。
短期的にはインバウンドで三越伊勢丹はコロナ前に株価を戻した。J.フロント リテイリングはまだ戻してない。戻りは鈍い。
福袋というとわくわく感があるものだったが、近年は中身がわかるものが多くなった。
粗悪品が入っていたら二度と買ってもらえない。売る側も必至だ。
三越伊勢丹のオンラインショップが新春福袋を発売開始した。
三越伊勢丹はあくまでも小売りを進めていくのだろう。ラインナップを見ても素晴らしい品ぞろえだ。
【三越伊勢丹】新春福袋2023
予約販売を開始しているが、おいしそうな牛肉、こぎれいな洋服、果ては鬼滅の刃と多彩だ。
11月下旬にも再度追加があるようだ。
気になる人、プチ贅沢したい人は要チェック。
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