買収や決算、経営体制の問題で揺れる7&iHD(3382)がセブン銀行(8410)の非連結化を発表しているが、新たな株主に伊藤忠(8001)がなるようだ。
出資後にコンビニ業過にどういう変化がありそうか考えていく。
7&iHDがセブン銀行の非連結化を発表しているが、非連結化により売却される株式を伊藤忠が引き受けるようだ。
セブン銀行 7&i HD 非連結化 伊藤忠 2505 出典:ブルームバーグ
関係者によると、出資方法や割合は協議中だが、セブン銀の第三者割当増資を伊藤忠が引き受ける案などがある。イトーヨーカ堂とヨークベニマルが持つセブン銀株を同社が自社株買いで取得する方向だ。
7&i HDから外れたイトーヨーカ堂、ヨークベニマルが持つ株式、7.7%をセブン銀行が買い取り、その後第3者割当で伊藤忠が出資するようだ。
伊藤忠は傘下にファミリーマートを持つ。コンビニで専用銀行を持つのは、セブンイレブンとローソンだけだ。ファミマやミニストップはない。ただしミニストップはイオン銀行を使える。
つまり4大コンビニでは、ファミマだけが銀行を持っていない。このため他社に比べてATMを使う利用者の需要を取り込めていないように思える。
ここでセブン銀行と提携ができ、ファミマ全店にセブン銀行のATMを置くことができれば、セブンイレブン、ローソンと並ぶことができる。
販売する商品では最近はセブンイレブンの質の低下がニュースになっており、ローソンはKDDIのpovoとの連携で攻めている。ファミマも新しいコンテンツを手に入れたらテコ入れができるだろう。
ただ、伊藤忠が考えるのは、ファミマとセブンイレブンの統合かもしれない。これはまだまだ先の話だろう。
簡単に言ってしまえば、他のコンビニと差別化のために作った銀行業を簡単にライバルに渡してしまうことだ。
背に腹は代えられない、という状況でもないのに、むざむざ売り渡すというのはいかがなものか。
コンビニが成熟産業になってしまったので思うように決算で利益は上がらない。ゼロサムゲームを続ける以上は、商品力や差別化サービスが決め手になる。
イトーヨーカ堂との商品開発も続けるとはしているが、グループ外会社になってしまえばいつまで続けられるかはわからない。
すべてはセブンイレブンのためにグループ会社があるように思えていた、7&i HDがコンビニだけの会社になった時、それはローソンやファミマと同じ立場に降りて勝負することになるだろう。今までの有利さを捨ててしなって、セブンイレブンの先はあるのだろうか。
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