
自分の投資方針の整理のために始めた決算情報のまとめ。これを使って、同業の比較をしていく。
今回はスーパーマーケットなど小売4社を比較する。決算月が異なるので単純な比較にはなっていない。
まずは対象の4社の決算情報。
イオン(8267)は今や日本のスーパーマーケットの不動の1位だ。好調な決算で株価が上がり分割した。
USMH(3222)はイオン系の地域に根差す4つのスーパーマーケットを束ねる会社。近所のいなげやの株を持っていたら、吸収された。
トライアル(141A)は九州が地盤のスーパーマーケットだが、この秋から東京に進出を開始した。7月に西友を買収完了したおかげだ。
良品計画(7453)は国内も海外も無印良品が絶好調で評価が高まった。株式を分割している。
上2つが2Q決算、トライアルは1Q決算、良品計画は通期決算で比較する。
上述のように決算月が異なるので半期だったり1Q決算だったり通期決算だったりと単純比較はできない。
| イオン | USMH | トライアル | 良品計画 | |
| 2026年2月期 2Q決算 | 2026年2月期 2Q決算 | 2026年6月期 1Q決算 | 2025年8月期 | |
売上高 | 51,890 | 4,779.8 | 3,266.2 | 7,846.3 |
営業利益 | 1,181.3 | 1.7 | 51.4 | 738.4 |
経常利益 | 1,064.7 | 0.3 | 32.5 | 723 |
親会社に帰属する 当期純利益 | 40.5 | -12.1 | -9.8 | 508.5 |
前年同期比 | ||||
売上高 | +3.8% | +33.4% | +66.8% | +18.6% |
営業利益 | +19.8% | +4.2% | +31.5% | |
経常利益 | +18.5% | -38.3% | +29.6% | |
親会社に帰属する 当期純利益 | +9.1% | +22.3% | ||
1株当たり純利益 | 1.53円 | -6.2円 | -8.01円 | 95.92円 |
通期配当 | 14円 | 16円 | 65円 | 25円 |
株価 | 1787.5円 | 869円 | 2298円 | 2788円 |
配当利回り | 0.8% | 1.8% | 0.7% | 0.9% |
株主優待 | キャッシュバック1% (6,000円相当) | 割引券3000円相当 | なし | 買い物7%割引 (仮に3500円) |
配当+株主 優待利回り | 4.1% | 5.3% | 0.7% | 2.2% |
配当性向 | 86.1% | 260.6% | 391.4% | 25.5% |
| イオン | |
| 2026年2月期 2Q決算 | |
売上高 | 51,890 |
営業利益 | 1,181.3 |
経常利益 | 1,064.7 |
親会社に帰属する 当期純利益 | 40.5 |
前年同期比 | |
売上高 | +3.8% |
営業利益 | +19.8% |
経常利益 | +18.5% |
親会社に帰属する 当期純利益 | +9.1% |
1株当たり純利益 | 1.53円 |
通期配当 | 14円 |
株価 | 1787.5円 |
配当利回り | 0.8% |
株主優待 | キャッシュバック1% (6,000円相当) |
配当+株主 優待利回り | 4.1% |
配当性向 | 86.1% |
| USMH | |
| 2026年2月期 2Q決算 | |
売上高 | 4,779.8 |
営業利益 | 1.7 |
経常利益 | 0.3 |
親会社に帰属する 当期純利益 | -12.1 |
前年同期比 | |
売上高 | +33.4% |
営業利益 | |
経常利益 | |
親会社に帰属する 当期純利益 | |
1株当たり純利益 | -6.2円 |
通期配当 | 16円 |
株価 | 869円 |
配当利回り | 1.8% |
株主優待 | 割引券3000円相当 |
配当+株主 優待利回り | 5.3% |
配当性向 | 260.6% |
| トライアル | |
| 2026年6月期 1Q決算 | |
売上高 | 3,266.2 |
営業利益 | 51.4 |
経常利益 | 32.5 |
親会社に帰属する 当期純利益 | -9.8 |
前年同期比 | |
売上高 | +66.8% |
営業利益 | +4.2% |
経常利益 | -38.3% |
親会社に帰属する 当期純利益 | |
1株当たり純利益 | -8.01円 |
通期配当 | 65円 |
株価 | 2298円 |
配当利回り | 0.7% |
株主優待 | なし |
配当+株主 優待利回り | 0.7% |
配当性向 | 391.4% |
| 良品計画 | |
| 2025年8月期 | |
売上高 | 7,846.3 |
営業利益 | 738.4 |
経常利益 | 723 |
親会社に帰属する 当期純利益 | 508.5 |
前年同期比 | |
売上高 | +18.6% |
営業利益 | +31.5% |
経常利益 | +29.6% |
親会社に帰属する 当期純利益 | +22.3% |
1株当たり純利益 | 95.92円 |
通期配当 | 25円 |
株価 | 2788円 |
配当利回り | 0.9% |
株主優待 | 買い物7%割引 (仮に3500円) |
配当+株主 優待利回り | 2.2% |
配当性向 | 25.5% |
注目すべきところは以下の点か。
赤字決算といっても2社の事情は異なる。
USMHは収益性の低い事業会社があり、足を引っ張っている。一方でトライアルは西友買収による巨額の負債のためだ。
後者は軌道に乗ることで、大きな収益に化ける可能性があるものの、前者は抜本的な対策をあと送りするほど赤字が続く。不採算店舗の閉店など考える必要があるだろう。
2つ目はなんでこんなに良品計画の調子がいいの?というくらい今年はよかった。中国では偽物店舗があったりと大変な目にあっているようだが、乗り越えたのだろうか。
3つ目の配当性向と赤字の関係は不勉強なのでよくわからない。ただしイオンも86%と高く、配当の支払い余力がないのではないかと想像する。
最後の配当利回りは各社とも大したことがないが、株主優待を取り込むことで大きく変わる。USMHは5.3%にもなる。イオンの場合は株式分割で1%割引ができたのだが、分割前は3%だった。3%の場合はUSMHとそん色ない。
一方でトライアルはまだ株主優待には慎重だ。配当利回りだけを見ると投資対象とするには待ったをかけるべきだろう。
近所にイオンやUSMH、無印良品の店があれば、株主優待目当てでこれらの株を取得することはいいだろう。特にイオンとUSMHは5%程度にまで利回りが上がる。普段使いなら逃す手はない。
一方でトライアルについては配当、株主優待はまだ期待できないものの、西友買収による売り上げ規模は確実に大きくなっており、株価の暴騰の可能性がある。株主優待目的ではなく純粋な値上がり益を狙う投資であればいいだろう。
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