住信SBIネット銀行(7163)とセブン銀行(8410)が決算を発表した。住信SBIネット銀行は好調な決算、セブン銀行は減価償却などインフラ整備で減益。
旧住友信託銀行とSBIグループが作ったネット銀行。SBI証券との連携機能があり、ネット銀行として有利な金利や振り込み無料回数がある。金利は最近はいまいちだ。
2025年3月期通期の決算を発表した。
資料はこちら。
住信SBIネット銀行 2025年3月期通期決算 出典:住信SBIネット銀行 以下同じ
住信SBIネット銀行 2025年3月期通期決算
通期の連結決算は、
売上高 793億円 前年同期比+9.2%
営業利益 406億円 前年同期比+8.7%
純利益 281億円 前年同期比+13.2%
増収増益だ。9期連続の増益だ。
住信SBIネット銀行 2025年3月期通期決算
過去4年間の経常利益と純利益の推移はどちらも右肩上がり。昨年度は金利上昇による利益があったと思うが、それまでも順調に伸ばしている。
住信SBIネット銀行 2025年3月期通期決算
好調な決算の裏付けは、口座数の増加だろう。4年前からBaaSとして他社と組んで独自の銀行を開設できるようにした。JAL,ヤマダ、高島屋、松井証券などだ。
住信SBIネット銀行 2025年3月期通期決算
住信SBIネット銀行 2025年3月期通期決算
配当性向10%として、配当は今年度は3円の増配予定。
材料出尽くしか、決算後は値を落とし、9日終値は3,440円。
7&iHD傘下の企業だが、連結から外す方針となっている。昨年度は新札対応を含めた新ATMへの入れ替えでかなり利益を圧迫したようだ。
2025年3月期通期の決算を発表した。
資料はこちら。
セブン銀行 2025年3月期通期決算 出典:セブン銀行 以下同じ
増収ながら大幅な減益だ。セブンカードサービスを連結子会社にしたことで経常収益の増加に貢献した。減益の理由はATMを新世代の物に全台入れ替えを行い、減価償却費が増加した。
最近のATMは新札対応はもちろんだが、顔認証による現金の引き出しが可能な機種になっており、新たなサービス展開へと動いている。
セブン銀行 2025年3月期通期決算
セブン銀行 2025年3月期通期決算
セブン銀行 2025年3月期通期決算
どのタイミングで7&iHDの連結から外れるのか不確かだ。外れたとしても連携は続くだろうから、業績への影響はほぼないのだろう。
通期見込みは、
経常収益 2,160億円 前年同期比+0.7%
経常利益 245億円 前年同期比-18.8%
当期純利益 160億円 前年同期比-12.0%
nanacoの取扱金額が右肩下がりで落ちている。クレジットカード会員数は徐々に下がっており、7カードサービスの連結化はこの先重荷になりそうだ。
これにより、減益が見込まれる。
決算発表が証券市場のクローズ後だったので株価には反映されていない。9日終値は262.8円。
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