かつて重広長大な日本企業の代名詞の一つだった鉄鋼業も合従連衡が進み、日本製鉄(5401)は強い企業になったと思っていた。
昨年からのUS Steelの買収が急転直下合意に達して、買収ができている。規模を求める方針は進んでいる。
2026年3月期1Q決算を発表した。
資料はこちら。
日本製鉄 2026年3月期1Q決算 出典:日本製鉄 以下同じ
日本製鉄 2026年3月期1Q決算
1Qの連結決算は、
売上収益 20,087億円 前年同期比-8.3%
営業利益 -1,395.6億円
四半期利益 -1,907億円
減収減益だ。通期見通しでは、増収減益を目指している。
いつもの滝状のグラフで実力利益を表している。実力利益ってなんだっけ?
日本製鉄 2026年3月期1Q決算
グラフから読み取れるのは、中国の過剰生産による安価な輸出増、関税で下げ、US Steelでちょっと上げたとなっている。
全体的には下げ要因しかない。
日本製鉄 2026年3月期1Q決算
通期利益はー400億円。黒字予想から一転している。その要因はUS Steel買収による、株の売却損だ。
9月末の株主に対し、1:5で分割する。分割後はおよそ600円になる見込みだ。
日本製鉄 2026年3月期1Q決算
ゆくゆくは1兆円の連結事業利益をめざす。2025年度は6,500億円程度なので、簡単ではなさそうだ。
日本製鉄 2026年3月期1Q決算
グループ企業の黒崎播磨(5352)をTOBにより完全子会社にする。
時期はずいぶんあとなのだが、2026年2月に4,200円で買い付けるそうだ。
日本製鉄 2026年3月期1Q決算
イオンもそうだが、上場子会社は細かい制御ができず、一体運営が難しい。完全子会社にすることで、機動的に動くことが可能になる。
決算のせいなのか、USNお株価下落のせいかわからないが、週明けの株価は100円ほど下げている。成長戦略が確実に実行できるかまだ見えない。
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