
とうとう発表した。予想通り住信SBIネット銀行は「ドコモ」銀行に名称を変える。ちょっと違ったのは後ろにSMTBが付いているところか。
銀行名の変更は2026年8月3日から。
銀行についてのまとめはこちら
前回のサービスブランド変更の際の記事はこちら。
9月末にNTTドコモによる買収が終わり、同時に銀行名を変えることはなにか問題があったのだろう、まずは10月にサービスブランド名を変えた。d NEOBANKだ。
この名称はスマホのアプリなどでは見るとしても銀行振り込みでは出てくるものではないので、ユーザにとってはあまり影響はなかった。
しかし元所有者のSBI HD(8473)の名称がいつまでも銀行に残るはずがなく、また新たな所有者のドコモの名前が入らないほど、ドコモは謙虚ではないだろう。自己主張するはずだ。
そう思ってドコモ銀行になると思っていたが、最終的な銀行名はちょっと予想を裏切った。
住信SBIネット銀行は2026年8月3日にドコモSMTBネット銀行に名前を変える。ん、SMTBってなんだ?


ドコモSMTBネット銀行 2608 出典:住信SBIネット銀行 以下同じ
ここで住信SBIネット銀行の名前の由来を考えてみるとわかりやすいか。
SBIという名称は自明だからいいとして、住信というのはなんだっけ?と思う人もいるかな。
住信SBIネット銀行ができた当時は、SBIHDと住友信託銀行の合弁で作られていた。住友信託銀行の住信だ。現在は中央三井信託銀行と合併し、三井住友信託銀行として営業している。
三井住友信託銀行の英語の略称が、SMTB。ここから新たな所有者であるNTTドコモと三井住友信託銀行の両方の名前を付けた、ドコモSMTBネット銀行になったのだろう。


ドコモSMTBネット銀行 2608
いろいろ書かれているがポイントをまとめる。
NTTドコモへの売却まではSBI証券との連携で使いやすかった住信SBIネット銀行だが、今後は携帯電話をドコモ、証券会社はマネックス証券を使うユーザに便利な銀行に生まれ変わる。
自分は住信SBIネット銀行の口座内のバーチャル口座が使い勝手が良くて気に入って使ってきた。金利がいいネット銀行に目的別に分けて管理できるのでいい。
しかしドコモユーザではない自分にとっては多くのメリットを受けられない。目的別口座の代わりの手段が見つかれば、自分のドコモSMTBネットバンクの利用頻度は下がっていくかな。
ちなみにATM出金手数料無料、他行振込手数料無料の回数が決まるサービスは5月から改訂され、非ドコモユーザにはランクアップが難しくなりそうだ。
PR