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【2025年度比較】家電量販店2社の業績を比較 ビックカメラ、ヤマダHD

   
【2025年度比較】家電量販店2社の業績を比較 ビックカメラ、ヤマダHD
 

自分の投資方針の整理のために始めた決算情報のまとめ。これを使って、同業の比較をしていく。
今回は家電量販店の代表格、ビックカメラとヤマダHDだ。

決算情報

まずは対象の2社の決算情報。ビックカメラは8月決算なので通期、ヤマダHDは3月決算なので中間期決算になることに注意。(一応、ヤマダHDは2026年3月期の通期予想も参考までに掲示する)

ビックカメラ(3048)は関東の大きな駅前に展開する家電量販店。他には酒や布団も販売する。傘下には家電店のコジマやPC販売のソフマップを持つ。

ヤマダHD(9831)は群馬発の家電量販店だが、10年ちょっと前はメーカーもねじ伏せた販売力で一世を風靡した。その後ヤマダHDは家電量販店だけでなく大塚家具やSxLの買収など、家電を中心とした連携できる企業買収に走り、今では電気自動車まで販売する。

両社とも株主優待は店舗で使える商品券だ。

決算の比較

決算の表を横に並べたものだ。上述のようにビックカメラは通期、ヤマダHDは半期なので、ヤマダHDは通期予想もご参考までに載せている。


ビックカメラヤマダHDヤマダHD

2025年8月期
決算
2026年3月期
中間期累計
2026年3月期
予想


売上高
9,744.88,001.016,975

営業利益
302.7216.7489

経常利益
319.3240.0515

親会社に帰属する
当期純利益
174.8127.8273



前年同期比

売上高
+5.6%+0.5%+4.2%

営業利益
+24.1%-6.7%+14.2%

経常利益
+19.7%-3.4%+7.2%

親会社に帰属する
当期純利益
+25.7%+0.1%+1.4%


1株当たり純利益
102.08円18.73円40.40円

通期配当
41円17円17円

株価
1581.5円444.9円

配当利回り
2.6%3.8%

株主優待
買い物券
(3000円相当)
買い物券
(1,500円相当)
買い物券
(1,500円相当)

配当+株主
優待利回り
4.5%7.2%

配当性向
40.1%43.1%43.1%

ビックカメラ

2025年8月期
決算


売上高
9,744.8

営業利益
302.7

経常利益
319.3

親会社に帰属する
当期純利益
174.8



前年同期比

売上高
+5.6%

営業利益
+24.1%

経常利益
+19.7%

親会社に帰属する
当期純利益
+25.7%


1株当たり純利益
102.08円

通期配当
41円

株価
1581.5円

配当利回り
2.6%

株主優待
買い物券
(3000円相当)

配当+株主
優待利回り
4.5%

配当性向
40.1%

ヤマダHD

2026年3月期
中間期累計


売上高
8,001.0

営業利益
216.7

経常利益
240.0

親会社に帰属する
当期純利益
127.8



前年同期比

売上高
+0.5%

営業利益
-6.7%

経常利益
-3.4%

親会社に帰属する
当期純利益
+0.1%


1株当たり純利益
18.73円

通期配当
17円

株価
444.9円

配当利回り
3.8%

株主優待
買い物券
(1,500円相当)

配当+株主
優待利回り
7.2%

配当性向
43.1%

ヤマダHD

2026年3月期
予想


売上高
16,975

営業利益
489

経常利益
515

親会社に帰属する
当期純利益
273



前年同期比

売上高
+4.2%

営業利益
+14.2%

経常利益
+7.2%

親会社に帰属する
当期純利益
+1.4%


1株当たり純利益
40.40円

通期配当
17円

株価

配当利回り

株主優待
買い物券
(1,500円相当)

配当+株主
優待利回り

配当性向
43.1%

考察

注目すべきところは以下の点か。

  • 売り上げ規模はヤマダHDはビックカメラの1.5倍程度
  • 営業利益~当期純利益は、ヤマダHDはビックカメラの1.5倍程度
  • 一方で1株当たりの純利益はヤマダHDはビックカメラの半分以下

企業規模はヤマダHDがビックカメラの1.5倍だがこれは直近の業績での比較だ。過去はどうだったのだろう。

過去10年の売り上げ、純利益比較

企業の規模かなと思って過去10年の売り上げと純利益を比較すると以下のグラフになる。

家電量販店 売上高比較 2025

家電量販店 売上高比較 2025

売上高は2倍だったものがビックカメラの成長で1.5倍程度になった。ヤマダHDは若干の変動はあるもののほぼ売上高は変わっていない。

家電量販店 純利益比較 2025

家電量販店 純利益比較 2025


一方で純利益は上下が激しい。一時はヤマダHDはビックカメラのそれを下回る時期があった。
ヤマダHDはコロナウィルス禍の時期に現在の2倍近い純利益を上げていたが、コロナ明けで下げている。
一方でビックカメラはコロナ期間は下げており、これはインバウンド客がいなかったためだろう。2024年度から復調している。

ヤマダHDの売り上げが変わっていないのに利益が上下するのはコストがかかる何かがあるからだろう。のれん代や企業買収といったものだろうか。
家具や住宅が利益を上げているか不明だが、利益率としてはよくないと想像する。
大きな負債になっていれば、ヤマダHDの利益率は当面よくならないだろう。数年内にビックカメラに逆転されるかもしれない。

投資方針

将来性はさておき、現時点の(配当+株主優待)利回りはヤマダHDが7%超と高い。しかし使い勝手は悪い。ヤマダHDは優待券の額面の2倍以上の買い物で使える。500円の優待券は1000円以上の買い物で使えるのだ。ビックカメラのように優待券だけで買い物をすることはできない。

株主優待券の金額もずいぶん違う。同じ100株でも長期優待を込みで考えると、ビックカメラは年間5,000円、ヤマダHDは1,500円だ。
長期保有を考慮しても(配当+株主優待)利回りはヤマダHDの方がなお高い。
利回りをとるか、株主優待をとるかは、個人の判断で。

株式投資で参考になる本

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著者プロフィール
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本業はソフトウェアエンジニア。2005年頃に低い金利が嫌になり投資を開始。それ以来、ライブドアショック、リーマンショック、ウクライナショックを耐えて市場にまだとどまっている。日本の株主優待を中心に古くはBRICs投資、最近ではUSの個別銘柄にも投資。 他にはクレジットカードを用途別に使い分け、ポイ活も実施。常にお得な情報を探し、ふるさと納税も定期的に実施。
 
 

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